2023/02/01
■開発の経緯
シャンプーは薄毛や痒みなどの頭皮トラブルの原因の一つだといわれています。また、洗髪サービスを提供する理容師・美容師の約80%が手荒れに悩んでいます。美容健康の観点から、頭皮や肌へのダメージが少ないシャンプーが求められていました。
弊社では、人体洗浄剤で使用される界面活性剤やヘアトリートメント成分の細胞毒性を網羅的に(約100種類)調べました。その結果、大多数は皮膚細胞に対して強い細胞毒性を示しました。一方、ある種の界面活性剤は細胞毒性をほとんど示さないことを見いだしました。そこで、低毒性成分のみを用いたシャンプー・トリートメントを開発しました。さらに、使用感や髪質の向上も図りました。
■製品結果
低毒性成分のみと18 種類のインド伝統ハーブを配合し、低毒性シャンプー・トリートメントを作成しました。皮膚細胞への毒性を調べた結果、市販製品と比較して細胞毒性が1/100程度にまで低下できました。
■特許詳細
特許第7193108号
発明の名称:低毒性人体用洗浄剤、及び低毒性人体用洗浄液
要約:細胞毒性の低い界面活性剤を主成分とし、皮膚障害を著しく軽減するシャンプー及びトリートメント(化粧品)