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紅麹サプリメント等の健康被害に対する弊社の見解

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弊社製品をご購入いただいた皆様へ

平素より、弊社商品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。

はじめに弊社では紅麹原料を使った製品は一切ございませんのでご安心ください。

「紅麹の問題があったけど、薬やサプリメントは大丈夫か」などの声を多くいただきますので、それを受けて弊社の見解と弊社の製品についてお伝えします。

 

今回、小林製薬の紅麹を使った機能性食品に腎臓障害が発生し、死者5名、入院者数114人(2024329日時点)という被害がでています。マスメディアに大きく取り上げられ、社会不安を引き起こす事態となりました。これに対して弊社の見解を述べます。

発酵は日本が世界に誇る伝統技術です。醤油、味噌、日本酒、納豆、ヨーグルト、乳酸菌飲料などが有名です。それぞれ特定の菌種を加えて培養すると、出来上がります。麹菌は米・麦・大豆などの澱粉やタンパク質を分解する酵素類を分泌します。麹菌には、黄麹、白麹、黒麹、紅麹などがあります。紅麹菌は中国や台湾などで酒造りや薬膳材料としても用いられてきました。紅麹は血圧降下作用をもつGABAやコレステロール抑制作用をもつモナコリンKなどを含みます。今回の腎臓疾患の発症には2つの可能性が考えられています。

①紅麹菌が未知の毒性成分を生産した

②発酵過程で未知の微生物が混入し、毒性物質を生産した

今回、①の可能性は低く、青カビが生産する「プベルル酸」が検出されたという②の可能性が指摘されました。これは青カビが作り出す非常に毒性が強い物質です。発酵で最も注意すべき点は、別の菌種が混入することです。異種が混入すると、発酵は失敗し、有害物質が発生します。発酵には高度な微生物培養技術と衛生管理技術が要求されます。今回、青カビの混入が疑われていますが、もしそうならば初歩的なミスといえます。

サプリメントによる健康被害には多くの報告があります(内閣府食品安全委員会https://www.fsc.go.jp/kigai_jyoho/)。ほとんどは、単一の化学物質や単一植物を過剰に含んだサプリメントによる健康被害です。正しい食事法は、主食・主菜・副菜をバランスよく摂取することです。単一成分を過剰に摂取すると、栄養素のバランスを崩し、健康被害が出ることがあります。とくに、新規な成分は安全性が実証されていないので、継続的摂取は思わぬ健康被害をもたらすことがあります。

 

弊社が扱うハーブ製剤はインド五千年以上の歴史をもつ長寿の科学「アーユルヴェーダ」の伝統方式に基づいて製造されています。ハーブ製剤の効果と安全性は長年の臨床試験によって保障されています。単一のハーブを使用せず、複数のハーブを組合わせるのは、効果を高め、副作用などを消去するためです。有効成分の含有量に関しては十分に注意を払い、適切な摂取法を指示しています。どんな薬でも多すぎれば害になります。日本では多ければよい、というような悪い風潮があります。弊社は品質を重視し、有効成分を基準値以上含むハーブのみ使用しています。ハーブの分析試験の合格率は2-3割です。また、外部機関に重金属・農薬・放射能検査を依頼し、安全性を確認してます。

 

今回の紅麹サプリメントの被害によって、サプリメント摂取に対する不安が高まっています。健康食品やサプリメントは適切に摂取すれば健康増進に効果的です。広告宣伝を鵜呑みにせず、信頼できる企業の良心的な製品を選別し、科学的エビデンスにも目を向けて頂ければ幸いです。